Tuesday, November 13, 2007

<訃報>風倉匠さん71歳=前衛美術家

風倉匠さん71歳(かざくら・しょう<本名・橋本正一=はしもと・しょういち>前衛美術家)13日、肺がんのため死去。近く近親者のみで密葬を行う。

 1936年、大分市生まれ。武蔵野美術学校在学中の57年に大分市内で地方演劇公演の幕間を借り、ピアノのいすから何度も落ちる「ハプニング」(現在のパフォーマンス)を敢行。60年には吉村益信、赤瀬川原平、篠原有司男さんらと、従来の芸術概念に反旗を翻す前衛芸術集団「ネオ・ダダ・オルガナイザーズ」結成に加わった。高い梁(はり)から床に飛び下りるなど体を張った伝説的活動で知られ"幻のハプナー"と呼ばれた。

 79年に大分県に帰郷。80~90年代はバルーンに入って動き回るパフォーマンスで再び注目を浴びた。福岡市中央区の「ギャラリーとわーる」で18日まで絵画中心の個展を開催中だった。

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