回線パンク状態 薬害肝炎の電話相談スタート
薬害肝炎が社会問題化したことを受け、厚生労働省は15日から、通話料無料のフリーダイヤルで汚染血液製剤「フィブリノゲン」についての電話相談の受付を開始した。
午前9時半の開始と同時に電話は鳴りっぱなしになり、つながりにくい状態が続いている。電話は20回線用意したが、応対する職員は11人のみ。「これ以上、職員のやりくりがつかない」(血液対策課)と弁解しており、回線のパンク状態が長引けば社会保険庁の「ねんきんあんしんダイヤル」同様、批判が集まりそうだ。
相談内容は「過去に治療を受けた病院はフィブリノゲンを使っていたか」「検診はどこで受ければいいのか」といった質問が多いという。
「フィブリノゲン」については、すでに平成16年12月、納入先医療機関を公表した上で電話相談を行ったが、その際の公表を知らなかった人からの相談も相次いでいるという。
相談は平日の午前9時半~午後8時、来月28日まで受け付ける。フリーダイアル0120・509・002。
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