不機嫌な恋人に「いつも気をつかう」男性42%
内閣府が9日発表した「若い世代における『恋人からの暴力』に関する調査」によると、男女ともに約半数に精神的暴力を含む被害経験があることがわかった。とくに携帯に関する被害もあり、主なコミュニケーション手段として携帯を利用している若い世代ならではの特徴を表している。
調査は今年9月、インターネットを通じて、10、20代(16~29歳)の男女を対象に実施し、358人から有効回答があった。
恋人から暴力の被害を受けた経験について「ない」(男女ともに各50%)と回答した以外は、「恋人が急に機嫌が悪くなったり、いつも気をつかわされる」(男性42・4%、女性25・4%)▽「行動を制限される」(男性18・8%、女性24・6%)▽「『ばか』などの言葉で嫌な思いをさせられる」(男性10・8%、女性15・4%)といった被害を受けていた。
とくに携帯電話による被害経験の問いには、「電話に出なかったり、メールにすぐ返信を出さないと怒られた」(男性45・3%、女性32・3%)▽「メールや着信・発信履歴を勝手に見られた」(男性17・2%、女性16・2%)などの順で回答が多かった。
中には、「専用の携帯電話を持たされた」(男性0%、女性3・8%)、「携帯電話のカメラで裸などの写真を撮られ、それを使って嫌な思いをさせられた」(男性0%、女性2・3%)といった女性のみが被害を受けているケースもあった。
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